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2000年J1サテライトリーグ

サテライトリーグとは主にトップチームでの試合出場がない選手にも試合経験・試合感を忘れない ように開かれているもので、時には日本代表選手がずらりと並ぶチームもあったりする。 今期からしっかりとサテライトもおっかけていきたいと思う。試合に出場した選手は「ヴェルディ試合出場表」 にも記録される。

2000年JリーグサテライトリーグB組
川崎フロンターレ・麻生グラウンド
 
川崎フロンターレ
VS
ヴェルディ川崎
  監督トニーニョ   監督大石和孝 
  コーチ曹 貴裁   コーチ菊原志郎 
  GK21菊池新吉(元A代表)  GK高木義成 
  DF24塩川岳人   DF森 勇介 
  DF15土居義典   DF保谷吉昭(Youth)
  DF奧野僚右   DF田中 潤(第二種)
  DF26伊東真吾   DF津曲大輔(第二種)
  MF16大塚真司   MF10村主博正 
  MF高田栄二   MF菊池利三 
  MF29森川拓巳   MFレイナルド 
  MF25大石鉄也   MF三上和良 
  FW19伊藤 彰   FW矢野隼人 
  FW森山泰行(元A代表)  FW11梁 圭央 
INFW12桂 秀樹  INDF12松浦裕生 
OUTDF奧野僚右  OUTDF田中 潤(第二種)
INGK17笹原義巳       
OUTGK21菊池新吉  SUBGK16菅野孝憲(Youth)
INFW33清水智徳(Youth) SUBMF13林 宏光(第二種)
OUTFW森山泰行  SUBMF14塩沢 昴(第二種)
INDF32藤木亮以(Youth) SUBFW15藤本 聡(第二種)
OUTDF26伊東真吾       


・マリノス戦で非常に悔しい思いをしたので、これでうっぷんを晴らそう・・・などと考えるヤツは誰もいないだろうと言えるフロンターレの メンバー。これ有り? フロンタはこれをスタメンと言うのではないだろうか。これじゃトップチームは勝てないよ。ま、いいか。うちじゃないし。 それとコーチにはチョウ・キジェがいる。なんか気になるんだよな。それと去年までヴェルディユースに在籍していた藤木亮以選手は東京移転に伴い、 フロンターレに移籍(?)したらしい。知らなかった・・・。今回のサテライト平均年齢はフロンタが24.93歳、ヴェルディが19.75歳である。

・ヴェルディユースのスタメンでCBに抜擢された保谷選手。詠さんに言われて良く見てみると・・・・脚が太い!!トップの選手の三上、森よりも脚が太いし、 守備の時にはがっしりと腰を落とした良い守備をする。これはかなり期待できる選手だ。ちなみにまだ15歳です。それとフロンターレにもの申す!!

1.グラウンド内もしくは近辺(徒歩で3分ぐらい)に自動販売機を設置しろ!!
2.夏ぐらいは草を刈れ!!

せめてこれくらいはしてもらいたい。それと自動販売機は冬場の事も考えて「あったか〜い飲み物」も入れておくように。山ん中だし、草ボーボーだと いつか誰かがハチに刺されるぞ!!目の前をやたら飛び回りやがって。ま、そんなこんなで下のが布陣です。

     矢野    梁 圭央                 矢野    梁 圭央
                                          (森)
   三上        レイ                    村主(菊池)   ↑
                     攻    (津曲)三上   ↑↑↑↑↑ レイ↑
     村主    菊池       →撃→    ↑↑      ↑↑↑↑↑   ↑
                     時     ↑↑      村主(菊池)   ↑    
津曲              森          津曲              森
     田中    保谷                   田中    保谷

        高木                         高木
・矢野と梁 圭央、村主と菊池は絶えずポジションチェンジを繰り返し、チャンスを作ろうとはしていた。ただ、ボランチが本職の選手がいない だけに村主と菊池は酷な配置か。前半も始まって早々に三上が速攻ボールを取られる。これだけでこっちはもうブーイングだ・・・。三上はサテでは 上手いのに、相手の布陣は完全にトップチームだもんな。

・右サイドを駆け上がってくる森。以前とは違い、前線まで来たのならチェックもさぼらず、どんどんプレスをかける。これが成功し、森が奪って中央の 村主へ。村主ももらってすぐにミドルをうつも枠の外へ。流れとしては良かった。せめて枠に行きましょう。

・また右サイドから森が攻撃に絡んで左へサイドチェンジする。村主から三上に戻してダイレクトでクロスを上げるも、あさっての方向へ・・・。クロスの精度が 悪かったが、攻めの形は良かった。

・前半14分ぐらいに田中がボールをキープしていたら、森山のかなり激しいチェックにボールを奪われてしまい、GK高木と一対一で冷静に逆サイドを狙ってシュート。 高木も肩に当てたもののふわっとしたボールはそのままネットへ・・・。1−0フロンタがリード。森山の抜け目無いチェックと落ち着いたシュートでやられた。 森山・・・・・・・・・。1試合しか出てないけどさすが元日本代表・・・・。

・三上が戻らないために左では再三津曲が一人で守備するシーンが目立つ。しかも相手は数で攻めるので津曲一人に2〜3人と寄ってくる。津曲が手も足も出ずに抜かれて 精度の高いクロスが伊藤 彰へどんぴしゃで打つ。しかし、かっこよくボレーで打ったシュートは宇宙開発・・・・。決定力の無さはJでも屈指か。

・森が素晴らしいクロスを矢野へ。矢野もトラップは上手いが勝負には行かずに利三へ戻す。そして利三もダイレクトで打たずに切り返そうとして失敗・・・。 森のクロスが・・・・それと兄弟対決ならず。ここからヴェルディが押し始める。前半23分には森のFKをニアでレイナルドがスライディングシュート。わずかに外へ外れるが、 これがヴェルディの唯一の決定的チャンスとなる。

・前半34分、伊藤 彰の中央からのスルーパスにDFの背後からするするっと抜け出た森山がGK高木と一対一へ。それを落ち着いて右へドリブルでかわされ、あっさりと無人の ゴールに流し込んで2−0。森山の常に背後を狙う動きと一瞬のドリブルの速さにやられた。森山・・・・・・・・・。1試合しか出てないけどさすが元日本代表・・・・。

・これで前半が終了。悔しいが内容も結果もフロンタの方が上。ただ、森山の決定力の高さと周りの選手の決定力の低さは重傷だな。 そしてヴェルディは中盤の選手の動き出しがまるでなく、ユースの子達の奮闘ばかりが目につく。



−後半−

 後半に入ってDF田中に変わって松浦が投入される。決してホペイロの松浦さんではない。自分たちのすぐ横でスパイクを丹念に磨いて おられたけど、仕事中なので別に話しかけない。相手も桂 秀樹を投入してくる。

     矢野    梁 圭央                 矢野    梁 圭央
                                          (森)
        菊池                         菊池      ↑
   三上        村主      攻    (津曲)三上        村主 ↑
                    →撃→    ↑↑              ↑
        レイ           時     ↑↑      レイ      ↑    
津曲              森          津曲              森
     松浦    保谷                   松浦    保谷

        高木                         高木
・本職であるボランチに戻したレイナルド。これで少しはマシになるかな。そして菊池・村主が完全に攻撃に専念できるだろう。 試合中に真後ろで田中がアイシングしていた。脚は大丈夫かな。

・さぁ、後半一点ぐらいは返そうと意気込んでいたところ、後半5分にあっさりと伊東真吾のアーリークロスにファーに逃げた森山が どフリーでヘッド。高木もクロスを直接取ろうと思ったのか、ポジションも悪く頭の上をループ気味に越えて3−0。クロスを上げると同時に突っ込んで くる森山の縦への意識の良さにやれらた。これでハットトリック。森山・・・・・・・・・。1試合しか出てないけどさすが元日本代表・・・・。

・後半、少しは期待していたボランチのレイナルドに全員早くも失望。相手よりワンテンポ遅くチェックに行くため、必ず相手の脚を削ってしまい常に反則を 取られる。まさかこういうタイプの選手だとは夢にも思わなかった。この日は爆発寸前。いつ退場するかハラハラしていた。

・こうなったら少しぐらいは個人の評価をここでするか。森が右サイドで相手に囲まれながらもキープするシーンがあった。珍しい光景だった が着実に技術レベルは上がって居るぞ!!ただ戻るのが遅いのは相変わらずだけど。

・後半20分に誰かのスルーパスに走り込んだのはまたも森山。右45度からの絶好のシュートレンジで落ち着いて逆サイドにグラウンダーで流し込んで 4−0。前にもどこかで言ってると思うが、チャンスのシーンで思いっきりシュートを打つ選手は嫌いだ! こういうふうに落ち着いて流し込む。これがタケさん流なのだよ。 それにしても常に縦への突破にこだわり、体力も底なし。森山・・・・・・・・・。1試合しか出てないけどさすが元日本代表・・・・。 (しつこいな。) これでお役御免と退くが、フロンタサポから拍手喝采で退いていった。ナビスコでの試合で合いたいものだ。

・ところが、森山が退いた途端に決定力が無くなるのがフロンターレ。桂が決定的なチャンスを外した。そして高木がクロスに飛び出して しまい、無人のゴールなのにヘッドを外したりともう散々。しかも右サイドの塩川がドリブルで勝負するのに、フロンタサポがコールするから勝負せざるを得なくなり、 津曲を相手に勝負に負けたりと面白い趣向もあった。それと今日の試合でフロンターレの現状を垣間見たような気がする。結局、このまま試合は終了。 川崎ダービーもサテライトで初めて土が付いてしまった・・・・。残念・・・。

−感想−

・もう個人の評価でもしましょうか。GK高木くんの評価はRAINさんに任せましょう。今日は試合後に藤川さんにこってり絞られてたみたいだし、次こそは 頑張ってもらおう。DFでは保谷は収穫があった。それはあの太い足。まだ15歳なのでこれから背が伸びてくれば面白い存在になりそう。津曲は相変わらず技術は 高いのだが、なんか背が低いからかトップの選手にいじめられてるように見える。実際、いじめられたが・・・。他にトップの選手では森。今までに比べてだいぶ良くなって はいるのだが、詠さんはお怒りのご様子。なぜなら4失点した直後からいつものやる気のないプレーに逆戻りしてしまったからだ。まぁ、ここは「やしけん@倶楽部」 と同時に「走れ!森!」の隊長でもある詠さんがご自身のHPでお書きになられるだろう。レイナルドは正直がっくりだった。技術は高いのかと言えばユースの子供達の方が上だし、 反則は多いわでどうしようもなかった。前半の攻撃的MFの方が良かった。菊池も後半はダレてきてしまったようだ。兄弟対決してほしかった・・・。村主もFKを狙ったりも したが、いかんせん相手は菊池新吉。しっかりとコースをつかないとネットを揺するのは難しい。ダイレクトプレーをすればチャンスになったシーンもあっただけに勝負して欲しかった 。三上に関してはどうしよう・・・。まぐろんはちょっと今まで最低の三上だったように思う。詠さんも最初からお怒りだった。(いや、ほとんど全員かな)矢野は無難な動きだったけど、 前半は良い動きを見せた。キープも見せたし、あとは自分が積極的にゴールを狙わないと結果にはならないぞ。梁 圭央はFWではありません。彼は攻撃的MFの右を是非やらせて やって欲しい。こんなものかな。とにかく森山には脱帽しました・・・・。


・おまけ

実はこの試合に李総監督と張監督の2人も居た。とにかく言いたい事は香港マフィアのようだった。2人とも恐いよ・・・・・・。李さんの後ろで真っ黒な服を着た張監督がまた ボディガードのように見える。そこでまぐろんが麦わら帽子やサングラスでもしようものなら、パナマでド○ッグをさばこうとしてる風景にしか見えない。しかも映画だったら、 まぐろんが殺されそうな雰囲気・・・。そんな雰囲気な中で李総監督は「いや〜! フロンターレ強いねぇ〜!!」だもん。フロンタサポには嬉しいかもしれないけど、そのお顔の裏には ナビスコで覚えてろよと言う言葉が聞こえてきそうだ・・・。次のサテライトは9月です。もしかしたら、試合が五輪休みで無いのでトップチームが練習試合代わりに使いそうなので、 見にくるのをおすすめします。

麻生グラウンド
川崎フロンターレVSヴェルディ川崎
          2
          2
          4
森山泰行4  




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