戻る

2002年サッカー アジア大会in釜山

・今年から大会の定義が変わった。前は普通にアジア最強のチームを決める大会であった。しかし、ワールドカップ直後によるモチベーションの低下、指導者解任就任などによるチーム力の低下などでレベルの低い大会という顔も見せていた。 そのため、ワールドカップの準備期間にしては長い・・・ならば、2年後のオリンピックの為の唯一の公式大会へと変更し、アジア全体の若手育成を目指す大会へと生まれ変わったのだ。ちなみにオリンピック本戦同様、23歳以上のオーバーエイジ枠も 可能である。オリンピックは23歳以下だが、2年前なのでメンバー選考は全て現時点で21歳以下となっている。



2002年アジア大会in釜山 GROUP:D 第1節
梁山スタジアム
 
パレスチナ
VS
日本代表
  監督ビシェフスキ   監督山本昌邦  
  GK22サレー   GK18黒河貴矢(清水) 
  DFシュベール   DF池田昇平(清水) 
  DFジェンディーヤ   DF20青木 剛(鹿島) 
  DF18ラビ   DF15三田 光(新潟) 
  MFアルスウェルキ   MF13鈴木啓太(浦和) 
  MFバルバフ   MF森崎和幸(広島) 
  MFモフタシブ   MF17田中隼磨(東京V) 
  MFアブジャザル   MF12根本裕一(C大阪) 
  MF10ホットホット   FW大久保嘉人(C大阪) 
  MF17アルホーリィ   FW松井大輔(京都) 
  FW13アブタハ   FW19中山悟志(G大阪) 
 
IN MF16アワド FW11田中達也(浦和)
OUT MFバルバフ FW19中山悟志(G大阪)
IN MF14石川直宏(横M)
OUT FW松井大輔(京都)
IN MF16野沢拓也(鹿島)
OUT MF17田中隼磨(東京V)


9/28(土)GROUP:D 第1節
梁山スタジアム

パレスチナ
 VS 
日本代表

前−半

後−半

合−計

 

 田中達也

 

 根本裕一


*当日は東京ヴェルディVS名古屋グランパス戦のため、観戦してない。どんな試合かは知らん。


2002年アジア大会in釜山 GROUP:D 第2節
ウルサン・ムンス・スタジアム
 
バーレーン
VS
日本代表
  監督ウォルフガイグ   監督山本昌邦  
  GKアブドラガリム   GK18黒河貴矢(清水) 
  DFサレー   DF池田昇平(清水) 
  DFマルゾーキ   DF20青木 剛(鹿島) 
  DFフセイン   DF15三田 光(新潟) 
  DF14S・アリ   MF13鈴木啓太(浦和) 
  MF10サルミーン   MF森崎和幸(広島) 
  MF17セイフ   MF14石川直宏(F東京) 
  MF20タレブ   MF12根本裕一(C大阪) 
  MFジャラル   FW大久保嘉人(C大阪) 
  FW19アハマド   FW松井大輔(京都) 
  FWアルゼイン   FW19中山悟志(G大阪) 
 
IN FW11モハド FW11田中達也(浦和)
OUT DFサレー FW19中山悟志(G大阪)
IN MF13H・マキ  MF17田中隼磨(東京V)
OUT MFジャラル MF14石川直宏(横M)
IN MF25イスマエル MF阿部勇樹(市原)
OUT DFマルゾーキ FW松井大輔(京都)


10/1(火)GROUP:D 第2節
ウルサン・ムンス・スタジアム

バーレーン
 VS 
日本代表

前−半

後−半

合−計

ラシード

 大久保嘉人(松井)

サルマン

 中山悟志(松井)

 

 松井大輔(石川)

 

 大久保嘉人(中山)

 

 田中達也


・前半は日本らしいゲームを演じる事に成功。思った通り引いて守るという戦術しかしてこなかったバーレーンに攻め手は無かった。しかし、後半から見違える様に前線に人数をかけてきた。 アジア勢の割に細かいパスワークをつないでの攻撃に意外と手をやく。後半開始早々でPKを与えてしまう。ここから実に40分近くバーレーンの流れから、田中達也のゴールまで引き戻すことが出来なかった。 審判の判定に文句を言うより、過酷な状況下でも信じられるサッカーを作り上げる事の方が先決だろう。そして、選手への指示、流れを引き戻すための選手交代のタイミングなどをもっと監督の方からアクションを起こしてほしかった。 さもないと、結局ここも監督はジーコになっちゃいそうだぞ。


2002年アジア大会in釜山 GROUP:D 第3節
馬山スタジアム
 
日本代表
VS
ウズベキスタン
  監督山本昌邦   監督ハイダロフ  
  GK18黒河貴矢(清水)  GK12コルニイチェク  
  DF池田昇平(清水)  DF18I・クリクノフ  
  DF20青木 剛(鹿島)  DFアリクロフ  
  DF15三田 光(新潟)  DFウスマノフ  
  MF13鈴木啓太(浦和)  MF10ムミンジャノフ  
  MF森崎和幸(広島)  MFニコラエフ  
  MF17田中隼磨(東京V)  MFアジロフ  
  MF12根本裕一(C大阪)  MF22A・クリクノフ  
  MF大久保嘉人(C大阪)  MF20バイラムドフ  
  FW松井大輔(京都)  MFB・ハイダロフ  
  FW19中山悟志(G大阪)  FWハリコフ  
 
IN MF14石川直宏(F東京) FWハミドラエフ 
OUT MF松井大輔(京都) MF22A・クリクノフ 
IN MF阿部勇樹(市原)    
OUT DF20青木 剛(鹿島)  
IN MF駒野友一(広島)    
OUT MF13鈴木啓太(浦和)    


10/5(土)GROUP:D 第3節
馬山スタジアム

日本代表
 VS 
ウズベキスタン

前−半

後−半

合−計

中山悟志(PK)

  


・まぐは市原戦観戦に向かったため、U−21代表試合は見ていません。ま、この勝利で決勝トーナメント進出が決まったという事ぐらいしか知りません。


2002年アジア大会in釜山 決勝トーナメント一回戦
ウルサンムンスサッカースタジアム
 
中国代表
VS
日本代表
  監督沈祥福「シェン・シャンフー」   監督山本昌邦  
  GK18楊君「ヤン・ジュン」   GK18黒河貴矢(清水) 
  DF15張耀坤「ツァン・ヤオクン」   DF池田昇平(清水) 
  DF杜威「ドゥ・ウェイ」   DF阿部勇樹(市原) 
  DF14徐亮「ク・ラン」   DF15三田 光(新潟) 
  MF胡兆軍「フ・ザオジュン」   MF13鈴木啓太(浦和) 
  MF王聖「ワン・シェン」   MF森崎和幸(広島) 
  MF13王新欣「ワン・シンクン」   MF17田中隼磨(東京V) 
  MF11孫祥「スン・シャン」   MF12根本裕一(C大阪) 
  FW16曲波「ク・ボ」   FW大久保嘉人(C大阪) 
  FW17于涛「ユ・タオ」   FW11田中達也(浦和) 
  FW10閻嵩「ヤン・タオ」   FW19中山悟志(G大阪) 
 
IN MF12陸鋒「ル・フェン」 FW松井大輔(京都)
OUT FW10閻嵩「ヤン・タオ」 FW11田中達也(浦和)
IN MF路姜「ル・ジアン」  MF14石川直宏(横M)
OUT MF胡兆軍「フ・ザオジュン」 FW大久保嘉人(C大阪)
IN MF19曹陽「カオ・ヤン」   
OUT DF15張耀坤「ツァン・ヤオクン」     


10/8(火)準々決勝
ウルサンムンスサッカースタジアム

中国代表
 VS 
日本代表

前−半

後−半

合−計

 

 中山悟志(三田)


・中盤カットで放り込み、空中戦だけで勝つ、それが中国。・・・だけど、数年前の日本代表みたいなサッカーを心がけ始めている。中盤で起用にボールをまわし、前線のガタイの良い選手に当てて サイドから攻める。そして、やっぱり空中戦。日本よりも身体能力だけは上だというのを明らかにした試合だった。90分、しっかりと攻め込んでサッカーをしていたのは中国だった。それにしても、 この日本代表は目標性のハッキリしないチームだ。2年前の西村監督、今年の小野監督の方が明らかにチーム戦術や浸透度があったように見える。山本監督よ、何を考える?


2002年アジア大会in釜山 決勝トーナメント準決勝
馬山スタジアム
 
日本代表
VS
タイ代表
  監督山本昌邦   監督ピーター・ウィズ  
  GK18黒河貴矢(清水)  GKキャティサ  
  DF池田昇平(清水)  DFプレラタット  
  DF阿部勇樹(市原)  DF12ニルト  
  DF15三田 光(新潟)  DFジェトサバ  
  MF13鈴木啓太(浦和)  MF15パイトーン  
  MF森崎和幸(広島)  MFイッサワ  
  MF17田中隼磨(東京V)  MF17ダシット  
  MF12根本裕一(C大阪)  MF11ビモン  
  FW大久保嘉人(C大阪)  MFナロンチャイ  
  FW松井大輔(京都)  FW13キアティスック  
  FW19中山悟志(G大阪)  FWマニト  
 
IN FW11田中達也(浦和) MF20ダサコーン 
OUT MF大久保嘉人(C大阪) MF11ビモン 
IN MF16野沢拓也(鹿島) MFジュカバント 
OUT MF松井大輔(京都) DF12ニルト
IN MF駒野友一(広島)    
OUT MF12根本裕一(C大阪)    


10/10(木)準決勝
馬山スタジアム

日本代表
 VS 
タイ代表

前−半

後−半

合−計

池田昇平

  

鈴木啓太

  

中山悟志(隼磨)

  


・やはり、前節の中国の方が明らかに実力者だった。タイを相手にならば快勝程度は味わえる。ただ、やはり、ツメの甘さが目に付く。まぐが観戦記を書けないほどのネタの無さ、つまりは ほとんどの選手が必殺技を出していないのだ。自分の実力をフルに出し切れていない。何度も言うが、練習不足や準備不足だけではない何かが足りない。持っているはずなのに・・・全員がその何かを。


2002年アジア大会in釜山 決勝トーナメント決勝
釜山ワールドカップスタジアム
 
日本代表
VS
イラン代表
  監督山本昌邦   監督イヴァンコビッチ  
  GK18黒河貴矢(清水)  GKミルザプール  
  DF池田昇平(清水)  DFゴル・モハマディ  
  DF阿部勇樹(市原)  DFロトゥフィ  
  DF15三田 光(新潟)  DF20ノスラティ  
  MF13鈴木啓太(浦和)  MF13カベイ  
  MF森崎和幸(広島)  MFネクナム  
  MF17田中隼磨(東京V)  MF14ナヴィドゥキア  
  MF12根本裕一(C大阪)  MF17バダウィ  
  FW大久保嘉人(C大阪)  MFアミルババディ  
  FW松井大輔(京都)  FWカゼメヤン  
  FW19中山悟志(G大阪)  FW16バヤティニヤ  
 
IN DF20青木 剛(鹿島) MF21アジザベ 
OUT MF13鈴木啓太(浦和) DFゴル・モハマディ 
IN FW11田中達也(浦和) FW18アグバルプール 
OUT MF大久保嘉人(C大阪) FW16バヤティニヤ
IN MF14石川直宏(横M)    
OUT DF阿部勇樹(市原)    


10/13(日)決勝

日本代表
 VS 
イラン代表

前−半

後−半

合−計

中山悟志(達也)

 カゼメヤン

 

 バヤティニヤ


・結果として準優勝で終わったアジア大会。結果だけ見ると高い評価を受けるに値する成績だ。しかし、何故かまぐは消化不良。素直に喜べないし、何の感情も沸き起こらない。 そんな時にTVでこういう発言をしている人を見た。「代表というのは内容よりも結果ですからね」・・・この発言を聞いて、誰もが内容は良くなかったと認めているわけだ。強いサッカーよりも 負けないサッカーを求める・・・まぐの嫌いな海外の代表みたいなサッカーだけは勘弁してくれ。

・そんな中で勝利に貢献できた選手にはMOM、まぐが独断と偏見のみで選ぶものをMVP(まぐろんばりゅあぶるぷれいや〜)として評価します。

MOM : 該当者無し
MVP : FW中山悟志
MVP : MF鈴木啓太
MVP : FW田中達也

・強烈な個性で勝利に貢献できたという選手より、チーム全員で無難なサッカーをしていた印象があるのでMOMは無し。他ではこれがサッカーの理想像とか聞いたけど、自分の持てる必殺技をフルに活かし合い、それをトライしていく事こそ まぐの理想像。組織と個人技は共存出来るのだよ。

・MVPには動き出し無し、フィジカルはアジアレベル、クサビ無し・・・それでも、俺には決定力があるとツーロンに引き続き得点王の座についた中山が受賞。バーレーン戦のヘッドはナイスゴールだった。 他にはヒゲがちょっとうっとしい鈴木啓太のミドル一本で受賞。トラップした瞬間に打つのバレバレだったけど、コース空いててフリーなら自信があるんだろうな。田中達也は難しい初戦での活躍を認めての受賞。 PK失敗の直後に流れを代えたのはさすがでした。それにしてもこのMVP陣って五輪で本当に残れるのか・・・。


戻る